アブラムシ科

 半翅目アブラムシ科の、体長数mm、最大でも7mmの小さな昆虫である。身体は卵形に膨れ、軟らかいものがほとんどである。半翅目なのでセミやカメムシと同じ仲間で、彼らと同様に針状の口吻を植物に刺して、その養液を吸って生活する。

 たいていは越冬した卵からメスが孵化し(=幹母)、そのメスが単為生殖によって幼虫を産む。秋になるとオスが生まれ、その結果両性生殖によって卵が作られる。そのような循環をする。寄主植物は広範囲にわたり、また生活史も1年中同じ寄主を利用するものと秋からは別の寄主植物に移るものがおり、何とも複雑。

○人々に身近なゴール形成アブラムシ
五倍子をつくるヌルデシロアブラムシ:ヌルデミミフシは別名「五倍子」とも呼ばれ、タンニンを多く含むため昔から染め物、お歯黒などに利用されてきた。
ワタアブラムシ類:親虫の身体に真っ白なロウ(?)の分泌物を出すので、飛び立つと雪のようだということで、雪虫とよばれ親しまれている。
青葉山における  アブラムシの住処(虫こぶ名 → )
エゴノネコアシ サクラハチヂミフシ?
ヌルデミミフシ マンサクハフクロフシ
マンサクメイガフシ
参考・引用文献: 石川 統(2000)『アブラムシの生物学』/pp.344/東京大学出版会
須田孫七(1970)『昆虫の事典』/pp.491/東京堂出版
薄葉 重(1995)『虫こぶ入門』/pp.251/八坂書房