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環境学習




チョウの生活環


チョウの一生

 チョウは完全変態をする昆虫です。卵、幼虫、蛹、成虫と、成長によって体の仕組みや形を変えていくもので、それぞれの期間は種によって、また、環境によっても異なります。卵から成虫まで1ヶ月ほどで変化を終えるものから、2年かかるものまで様々です。

  ウスバキチョウ

10~11ヶ月

幼虫

2~3ヶ月

10~11ヶ月

成虫

約2ヶ月

合計

約26ヶ月

                          (越冬態:1年目は卵で2年目は蛹)

  モンシロチョウ(夏)

3~5日

幼虫

約2週間

約10日

成虫

約20日

合計

約50日

                                    (越冬態:蛹)

  オオムラサキ

約1週間

幼虫

約10ヶ月

約20日

成虫

約1ヶ月

合計

約12ヶ月

                                   (越冬態:幼虫)


幼虫期

 食草に産みつけられた卵は、種類や時期によって異なりますが、ほどなく幼虫になります。幼虫はほとんどの種が5齢までであり、その後に蛹になります。この「齢」とは字の通り年齢のことです。といっても、人間の年齢のように1年で1つ年をとるわけではありません。チョウの幼虫の年齢は脱皮の回数で増えていきます。  卵から孵ったばかりの幼虫は1齢幼虫。そして1回目の脱皮を終えると2齢幼虫。2回目の脱皮を終えると3齢幼虫というように脱皮ごとに齢が増えていき、ほとんどの種は5齢で蛹化脱皮を行い蛹になります。


越冬態

 チョウは春から秋にかけてよく見られますが、冬の間に姿を見ることはほとんどありません。冬の時期にはそれぞれの種が冬を越すための姿で過ごしています。これは種によって異なり、卵、幼虫、蛹、成虫、さらには越冬の過ごし方が決まっていないものまでいます。成虫で越冬しているのに姿を見ることができないのは、葉の裏でジッと暖かくなるのを待っているからです。


年化数

 チョウの図鑑にはよく「年~化」と書かれています。この「年~化」というのは、そのチョウが1年間に何回成虫が現れるか(1年間に何回世代を繰り返すか)ということを表しています。例えば「年2化」と書かれていれば“1年間に2回成虫が現れる”という意味になります。この「化」とは、初めに出た成虫を「第一化」と呼び、それが卵を産み、成虫になったものを「第二化」、さらにそれが卵を産み、成虫になったものを「第三化」と呼ぶことから使われています。

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