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環境学習




チョウの分類

チョウとは?

 チョウとは、節足動物門、昆虫綱、鱗翅目に属するセセリチョウ上科とアゲハチョウ上科のことです。鱗翅目には、チョウ以外にガも含まれます。日本で確認されているチョウ類はおよそ250種類。それに対してガ類は5000種類以上記録されています。鱗翅目というグループの9割はガが占めており、その中のごく一部がチョウと呼ばれるものなのです。

 よく「チョウとガの違いは?」と聞かれます。チョウとガの区別点は多く存在します。しかし、それらすべてに例外があることから、分類学的な違いはないとされています。ただ、その中でも最も区別に適している部分があるとすれば、それは触覚の違いです。チョウの触覚は先端が太くなる“こん棒”状になっているのに対し、ガの触覚は先端に向かって細くなる“ヒゲ”状や、“くし”のような形状になっています。日本に生息するチョウとガの区別点では、これが最も当てはまるのではないかと考えられます。しかし、当たり前のことながら1番いい方法は、チョウを全種覚え、それ以外はガとするのが確実です。


分類

 チョウは昆虫綱鱗翅目に属し、セセリチョウ上科とアゲハチョウ上科に分類されます。近年これにシャクガモドキ上科(1科1属35種)が加わりましたが、これは現在のところチョウの仲間としての認知度がまだ低いようです。

 セセリチョウ上科はセセリチョウ科の1科のみで、アゲハチョウ上科はアゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、タテハチョウ科の4科存在します。そこからさらに亜科、族、属、亜属、種、亜種という分類があり、チョウの名前として一般的に呼ばれているのは「種」にあたります。


例:モンシロチョウ、ヒメギフチョウ

分類

モンシロチョウ

ヒメギフチョウ

昆虫綱

昆虫綱

鱗翅目

鱗翅目

亜目

二門亜目

二門亜目

上科

アゲハチョウ上科

アゲハチョウ上科

シロチョウ科

アゲハチョウ科

亜科

シロチョウ亜科

ウスバシロチョウ亜科

シロチョウ族

タイスアゲハ族

モンシロチョウ属

ギフチョウ属

亜属

モンシロチョウ

ヒメギフチョウ

亜種

日本亜種

日本亜種

※昆虫綱は外骨格をもった生物であり、体が頭部、胸部、腹部の3つに分かれていて、胸部に6本(3対)の脚をもち、頭部には1対の触覚と1対の複眼があり、変態をする生物のことです。これら全てが揃っていれば昆虫というになります。

※鱗翅目は翅を4枚(2対)もち、それが鱗粉で覆われているもののことで、さらに、卵、幼虫、蛹、成虫と完全変態をするのが特徴です。その中でも二門亜目は、交尾口と産卵口が二つに分かれている仲間のことで、ガ類の大半と全てのチョウが含まれます。

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