みやぎの爬虫類図鑑
Reptiles of Miyagi Prefecture
【カメ目 Testudines】
種名
コメント
希少性
ウミガメ科
Cheloniidae
アカウミガメ
Caretta caretta
太平洋を回遊しており、県内の砂浜でも10数例の漂着死体が確認されています。
【環境省RDB】
絶滅危惧 I I 類
オサガメ科
Dermochelyidae
オサガメ
Dermochelys coriacea
甲羅が2m近くにもなり、カメの仲間としては最大級です。県内では、仙台市蒲生、鳴瀬町端島で漂着死体が発見されたことがあります。
バタグールガメ科
Bataguridae
クサガメ
Chinemys reevesii
日本でもっともポピュラーな淡水性のカメ。平地の河川や池沼などに生息しています。県内での確認例はそれほど多くありません。
【宮城県RDB】
情報不足
ニホンイシガメ
Mauremys japonica
文献記録は存在するようですが、県内に自然分布するかどうかは疑問の残るところです。
【宮城県RDB】
情報不足
ヌマガメ科
Emydidae
ミシシッピアカミミガメ
Trachemys scripta elegans
アメリカ大陸原産の淡水性のカメで、ペットとして移入されたものが各地で野生化しています。
スッポン科
Trionychidae
スッポン
Pelodiscus sinensis
食用、薬用として古くから養殖されているので、自然分布についてははっきりしません。自然環境下では瀬峰町での捕獲記録があります。
【有鱗目 Squamata】
種名
コメント
希少性
ヤモリ科
Gekkonidae
ニホンヤモリ
Gekko japonicus
古くから家を守る動物として大切にされており、建物の壁を這っている姿が見られます。県内では未確認の記録が数例あるのみです。
トカゲ科
Scincidae
ニホントカゲ
Eumeces latiscutatus
尾のコバルトブルーが鮮やかなトカゲで、民家の庭先などで日光浴をする姿をよく見かけます。カナヘビほどは頻繁に姿を見せません。
カナヘビ科
Lacertidae
ニホンカナヘビ
Takydromus tachydromoides
トカゲと似ていますが、隆起のあるかさついた鱗で覆われているのが特徴で、色彩も地味な褐色をしています。昆虫類が主食です。
ナミヘビ科
Colubridae
タカチホヘビ
Achalinus spinalis
全長30〜60cmの小型のヘビです。地中性かつ夜行性なので、観察される機会が少ないようです。
【宮城県RDB】
情報不足
シマヘビ
Elaphe quadrivirgata
田畑の周辺や山林周辺の草地など、幅広い環境でふつうに見られるヘビです。気性が荒く、俊敏でよく噛みつきます。
ジムグリ
Elaphe conspicillata
やや小型のヘビで森林を主な生息場所にしています。地中の穴に潜り込んで、ネズミ類などを補食しているようです。
アオダイショウ
Elaphe climacophora
シマヘビと並んで各地でもっとも普通に見られるヘビです。大きい個体では2mを超える大型のヘビで、木登りがとても上手です。
シロマダラ
Dinodon orientale
白と黒のバンド模様が特徴的な、全長30〜70cmの小型のヘビです。夜行性ということもあり、生きた姿を見ることは極めて稀です。
【宮城県RDB】
情報不足
ヒバカリ
Amphiesma vibakari vibakari
森林から平地にかけて幅広い環境に生息し、特に水田や湿地を好みます。観察される機会のそう多くない比較的珍しい種類です。
ヤマカガシ
Rhabdophis tigrinus
山地から平地にかけて普通にみられるヘビです。ナミヘビ科の中では唯一の毒ヘビであり、観察する際には注意が必要です。
クサリヘビ科
Viperidae
ニホンマムシ
Gloydius blomhoffii
森林から平野の田畑まで広く生息しています。古くから有毒なヘビとして知られる一方、薬用としても捕獲されることの多いヘビです。

【参考文献】
 秋葉保夫・小山均・高橋修・高橋雄一(2000)『宮城県の両生類・は虫類』宮城野野生動物研究会
 宮城県(2002)『宮城県の希少な野生動植物ー宮城県レッドデータブックー(普及版)』
 内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎(2002)『決定版 日本の両生爬虫類』平凡社